先日、灌頂出仕の際、灌頂(中間)護摩を焚かせていただきました。灌頂護摩は本来、入壇者が良き得佛ができなかった時、その業を祓う際、師匠が焚くものと学んでおります。本来の傳法灌頂は、師匠と一対一です。今時のように、一度に多くの者を入壇させるものではありません。しかし、真言宗で僧侶となるには、まず、加行を成満し、両部の曼荼羅に入壇、そして阿闍梨になる事が必要不可欠です。お寺の後継を作る流れ作業のようにな...
記事の続きを読む