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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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天部は酸味を嫌う

先日の伝授会でいただきました苺のお供え🍓

開けてみて驚きました😲


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何と白いではありませんか。

売っているのを見かけたことはありますが、手に取るのは初めて。

私的には凄く綺麗に感じました✨

そしてとても甘そうです😋

実際に凄く甘く美味しかったです✨✨✨


こういった甘い果実のお供えは天部尊が喜びます。

只、酸味のあるものは嫌われます。

天部尊は酸っぱいものが大の苦手💧

それを供えれば、それだけで障碍がでるともいわれます。

これは密教における最大の法要、大曼荼羅供の荘厳の口訣にも載っております。

なので汁餅果の果に酸味のあるものを供えるのは御法度。

この事は天部、また神明のお供物の共通する心得と学んでおります。


昔、ある行者さまがこんなことを言っておりました。

聖天さまで降伏するとき、故意にレモンを大量にお供えすると。

この事でお怒りになられた聖天さまの怒りを相手に向け降伏、調伏すると仰っておりました。

どうやらよく実践しているようで、降伏された相手は即苦しみ悶え倒れると笑っておられました。

そんな恐ろしい事は私にはできませんが💦


天部尊にとって、それだけ酸味がお嫌いなんでしょう。


この事は、供物を事供養できない顕教ではそこまで深く関係がないのかもしれません。

事供養ができるのは密教だけ。

事供養とは、簡単にいえば直接、神佛のお口にお供え物を運び入れる。

実際にお食べいただく事です。

顕教ではひたすら供えるだけですが、密教では供えたものをしっかり食していただくことができる。

それが一座の行法です。

お呼びして直接神佛をもてなすことができる。

だからこそ高い効験を発揮することができます。

そこが密教の素晴らしいとこ😊

顕教では絶対にできない不可能なことです。


大黒さまや辯天さま。

毘沙門さま。


天部の方々にお供えする機会がありましたら酸味のない、甘さが充実した木の生り物を供えてみてください。

いつもよりご利益があるかも😊


合掌



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