FC2ブログ

プロフィール

桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

最新コメント

カレンダー

03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

寺報掲示板

「開運厄徐祈願・星供養」受付中
4月1日ブログ参照


各種申込
メールアドレス support@renryuin.jp ← クリック
- コメント

真言

「限定・水天供祈願」 受付中

5月8日ブログ参照・受付数限定


「令和元年 新年度・諸願成就大祈祷」 受付中

4月26日ブログ参照・締切5月31日


供養法を修法する際、大切なのが本尊咒。

本尊加持でいくつかの印を結ぶ場合、正念誦で誦する咒、また散念誦で千反誦する咒。

これが一座の中で最も大切な本尊の咒です。

次第は暗記が基本。

初めて修法する行法の時にはまず、この本尊咒の梵文を覚えます。

一座で大切な

入我我入、正念誦、字輪観 。

この中で正念誦の際、梵文が必要となります。

今時の次第は、真言をカタカナで表記していることが多いように思います。

しかし、正念誦のように行者、本尊の心中で咒を廻らす場合、カタカナの真言を用いるのか❓

これでは何の意味もありません。

それでよいのであれば字輪観もそうなります。

実際、カタカナ表記の字輪観などみたことありません。

最低でも、次第の本尊咒は梵文で表記しておくことが必要です。

あくまでも 「最低」 の事ですが。

全部の真言は梵文で整えるのが本来の姿です。

最もそれぐらいカタカナで書いてあってもすぐ梵文が頭に浮かぶのであれば大丈夫ですが😅


儀軌には必ず、◯◯訳と示されています。

これは本来の儀軌、梵文を誰が漢訳してくれたかを示し、誰が訳したかは大切なこと。

誰が訳したかでみえてくることも沢山あります。


今時は真言をカタカナやひらがなで顕しすぎだと思います。

これでは、自ら学ばなければ梵文を全然知らない、似非真言行者となってしまいます。

こういう行者を作らないためにも、せめて普段目にする次第、経本の真言は梵文で記すべきだと思います。

昔の聖教は梵文表記だったものが、最近の聖教は漢文表記。

有難いことに、たまたま手元に秘鈔などは、今のものと昔のものと両方ありますので見比べることができます。

そこで気づくことは沢山。

真言を知らない真言行者にならないよう、人一倍学び、修法に励みたいと思います。


合掌




Facebookページ http://facebook.com/renryuin/


Twitter http://twitter.com/renryuin/

インスタ http://instagram.com/renryuin/