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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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大師の法に間違いなし

不動鎮宅法の本尊。


201906302212206a1.jpeg


これは、屋祓いの都度、当院で用意いたします本尊、

「安鎮曼荼羅」

です。


この曼荼羅について少し聞かれましたので書ける範囲で書いておきます。

この曼荼羅は、中央に四臂不動を描き、その周りに十二天を描く。

安鎮、鎮宅が決まりましたら早筆でこの曼荼羅を描き開眼。

急事の時には種字曼荼羅を用いる。

そして結願に施主の家屋の梁に納める。

この納める時に、あらかじめ施主の生気の竹を取っておき、竹筒に入れる。


行法は七日三時、廿一座が本義。

急事には、三日三時。

また、一日三時。

息災法なので初夜に開白。

口訣に開白、また結願に吉日がありますがこれはふせておきます。


壇は護摩壇に四面器を荘厳し、交飯十二杯の蝋燭(らっそく)を供え、星供の如く供ず。

如法には、金銅の不動の像を厨子に入れ壇の中央に祀り、結願にこれを施主の家屋に祀る。

時間なき時には、供養法ばかり、本義には護摩を修す。


安易な屋祓いの法も多々ありますが、阿闍梨である以上、これぐらいの事は本来するべきであると考えます。

理由の一つに、安易な法ほど危険度が増し、施主、行者共に障碍を受けます。

とくに屋祓いでの障碍は命に関わり、周り、家族等にも降りかかる。

先日も書きましたが、日頃の修法が充実した行者であれば、たまの安易な法も成就いたします。


障碍はいつどこで誰にが分からないから怖い。

一時的によくてもそれは必ず訪れる。


「祓いと名の付くものは命がけでしなければならない」

「安易に修すれば、簡単に自身や周りの命を持ってかれる」


昔、よくよく言われました。

また、実際に安易な思いから命を失った行者やその家族、施主なども見てきています。


密教の法を用いて如法に修すればこのようなことは絶対にありません。

これは自信を持って言えます。

お大師さま、弘法大師の法に間違いはありません。


合掌




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