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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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「お彼岸・ご供養」受付中
9月13日ブログ参照


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丁寧な祈り

「お盆先祖供養 受付中」

7月1日ブログ参照


本日も護摩を焚かせていただきました😊


20190707090819260.jpeg


一昨日の護摩と違い、今日は涼しい護摩でした🎐

修法の中では最も好きな護摩ですが、焚けば片付けがあります。

当たり前ですが😅

浴油の片付けも大変ですが、毎週していますと慣れてきます。

やはり護摩の片付けが一番大変です。


201907070908200c5.jpeg


片付けが終われば、次の座の準備。

修法の準備に必ず必要な抹香(マッコウ)。

今は主に樒の皮と葉を乾燥させて、粉末にしたもの。


20190707091900ba6.jpeg


使いやすいように、筒に入れておきます。

うちでは1Kgの抹香が三ヶ月と保ちません。

筒の抹香は数日でなくなります。

多分、一般的なお寺であれば1Kg使い切るのに一年はかかかるかと思います。


20190707090840792.jpeg


こんな風に燃えた香を綺麗に取り除きます。


20190707090842a21.jpeg


そして灰をほぐします。


20190707090912a20.jpeg


平らに整えて


20190707090911b3c.jpeg


抹香を盛ります。


20190707090913997.jpeg


柄香呂には予め香を盛っておきます。

最初に盛っておくか否かは、流によって異なります。

これを1日のうち、何回も繰り返す。

この作業を、香盛りと言いますが、慣れてくると固め方や抹香の量で燃焼時間を調整できるようになります。

たまに硬く固めると火が消えると相談されますが、私の場合、2〜3時間保ちますように、ガチガチに固めても消えたことがありません。

消えると言う人には、ある共通した理由がありますが、ここでは書けないのが残念です😓

香盛りが終わりましたら、火舎、柄香呂を綺麗に拭き取ります。

この時、拭き取りをしておかないと、結構、灰が飛んでますので脇机や壇が汚れていきます。

こういった細かい配慮が 「荘厳は心の現れ」 です。

神佛と誠実に向き合って入れば自然と行き届いた配慮となり、それは祈りにも現れます。


「丁寧な祈り」


神佛は常に私たちのことを観ています。

誰に見られても恥じない荘厳、そして祈り。

それが 「結果」 となり、形となります。


常に心に留め、神佛と誠実に接していきます。


合掌



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