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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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「しとき」 とは

先日書きました荼吉尼天のお供物。

この

「しとき」

についてご質問がありましたので少し書いておきます。

「しとき」

とは、ひとつの次第には 「餅」 と記しています。

また、

「蒸して練った餅米」

「餅状にした芋の発酵食品」

とも学んでおります。


和漢三才図会という日本の書物には

「しとき餅」 とは 「御鏡是也」

と記しています。


「しとき」 という言葉は日本の北部、アイヌ文化に伝わっており、栗や芋、黍を団子にしたものを 「しと」 と呼び、首飾りの装飾に使います円い金属、円鏡を 「しとき」 と言うようです。


このようなことから 「しとき」 には

「丸餅」

を、供えております。


ただ単に 「丸餅」 と書くより、本来の意義を知って供えること。

これが大切であり、後の世に伝えていかなければいけません。

古次第に 「しとき」 と書いてあった場合、それが分かるように伝える、単に丸餅だと言ってしまわないようにしなければいけません。


今時の形にすること自体には問題はありません。

ただそれは、本来の形を知っていればという事を忘れてはいけません。


合掌



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