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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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水子供養

供養とは、魂、霊位に耳を傾け、受け入れることが第一歩と考えます。

その魂が何を求めているのか?

魂が納得できる供養を施すことが、成仏できない魂には必要となります。

私のところには時折、こんなお話をされる方がご相談に来ます。

「どこで水子供養をしてもらっても成仏しません、幾度となく、様々なお寺、大きな寺院、霊媒師、多額の費用を費やし水子の供養を頼んできましたが駄目でした。どうにか成仏させてください。」

同じようなご相談は年に何度かあります。

少し感じやすい方、霊感体質の方には水子さんが憑いていることが分かったり感じたりすることでその実感も身を持って分かるようです。

これは「水子」という扱いで、安易な読経、簡易的な思いで接し供養したのでは、おそらくその魂は納得いたしません。

また水子さんを「祓う」何てことは絶対にやってはいけないことです。

最初に述べましたように水子さんが「何を求めているのか?」

水子さんに耳を傾け、その想いを聞き、受け入れての供養が必要です。

多くの水子さんは、お腹の中から出なかっただけで、「人」として扱われないことに無念を感じております。

「人の命はお母さんのお腹に宿った瞬間が命の誕生です。」

お腹から出た時が命の誕生ではなく、お腹の中に居る時もその命はずっとこの世に存在しているのです。

その証に正式な儀式には必ず「数え年」を用いるのは、お腹の中に居る十月十日を約1年と認識しているからです。

生れ出ていればたとえ1年であろうと亡くなった際に何をしますか?

「お葬式」です。

そこで「引導」を授かることで亡くなった魂は始めてあの世に行く「鍵」を手に入れることができます。

水子さんは「同じ命」にも関わらず、水子というだけでの扱いに納得が出来なくて当然です。

この事に耳を傾け、生まれ出て亡くなって逝く人の魂と同じように供養することが、水子さんが成仏するただ一つの道と考えます。

私は水子さんを御供養する際には必ず、御葬儀をいたします。

御葬儀で通常のお葬式と同じように「引導」を授け、しっかりとあの世に逝くための道しるべを示します。

魂を差別することなく、どの魂にも平等に供養を施しいたします。

どんな理由があったとしても、「一つの命」を失ってしまうことは「大罪」となり、私たちの人生に大きな影響を与えてしまうことは紛れもない事実です。

犯した罪を償うことは人として生まれた以上は必ずしなければいけません。

正しい供養を施すことで水子さんは、私たちの人生を支えてくれる、力強い、大きな味方となってくれます。

もし、水子さんの事でお悩みの事、長年気になっている、どんな些細なことでも親身になってご相談をお聞きいたしますので一度ご連絡ください。

きっと水子さんが心に語りかけます、「ありがとう」と。