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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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令和二年、夏の旅の思い出


仁和寺所蔵の孔雀明王。


20200823092645096.jpeg


孔雀経法を修する上で大変大事な存在です。


202008231039039ca.png


今月の初め頃、お参りに行ってきました😊

孔雀経法は本来、この孔雀明王と大師御筆の孔雀経をもって修することになっています。

只、一時失われた事柄や政治的背景などから歴史の中で必ずしも高僧の阿闍梨さま方々がそのように修法してきた訳ではありません。

新たに尊像建立、また仏画を描き、修法した記実が残っています。


私がお参りさせていただいたのは開館一番の時間。

まだ、他の参拝者も居ませんでしたので、孔雀明王御前にて小供養法を修し、ゆっくりお参りすることができました😌


20200823092506134.jpeg


その際に懐に舎利を何粒か持っていましたので、御前にて開眼。

少し御魂は分けていただきました。

これから自坊で孔雀経法を修法の際には壇上に荘厳したいと思います。


お参りさせていただいた結果、孔雀経法を修する上で、この孔雀明王とのご縁は大事かと思います。

このご縁を持つと待たないでは変わって来るように観じます。

あくまでも私的な思いですが😅


私はこういった神佛とのご縁を大切にしています。

新たに修法を始める神佛に対して、出来る限り時代の中で拝まれてきたご縁いただくように心掛けています。


偶然なのか、必然なのか。

今回は孔雀経法を修し始めた時間の中で、仁和寺所蔵の孔雀明王とご縁がいただけたのは大変嬉しく、幸せでした✨

今後もこのご縁を大切に修法できたらと思います。


有難き、令和二年、夏の旅の思い出の一つです。


合掌


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