FC2ブログ

プロフィール

桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

最新コメント

カレンダー

02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

寺報掲示板

「春のお彼岸・先祖供養」 受付中
3月14日ブログ参照

「開運厄徐祈願・星供養」 受付中
近日公開

「新春・大財宝招来祈祷」 受付中
1月1日ブログ参照


各種申込
メールアドレス support@renryuin.jp ← クリック
- コメント

観音さまのご縁日

毎月18日は観音さまのご縁日。

「正観音法」を修法し、正観音さまをご供養いたしております。


20161118101639759.jpg

20161118101714118.jpg


先日、東大寺で「正観音法」伝授会の際、大阿さまが行法中にある「字輪観」について少しお話をされていたいました。

「考えた時点で成り立たない、観じなければならない」

正にその通りだと思います。

密教の行法は、三密が成就し、始めて加持力が生まれ、効験が発揮されます。

次第はシステムではありません。

誰が修法しても効験が出るというわけではなく、次第を見ながら淡々とした修法は唯の読書です。

基本、次第は暗記、要所の確認のためだけに手元に置いておきます。

修行期には、ご縁ある仏さまの一尊法を授かり、一心に拝む、修法する、決して自分の思いで好きな仏さまを拝むことなく、天部尊を拝むようなことは絶対に許されません。

※密教では拝むということは修法する、行法するということです。

このように師匠から習っております。

修行期から積み重ね、行法していくことで印の動き、流れ、真言は自然と身についていきます。

こういった基本ができれば、考えることなく、観じながら行法することができ、三密は成就いたします。

密教に理論は必要ありません。

真言加持力は理論で説明できるものではなく、当院でも病難に苦しむ余命僅かな方が加持力により、一切の病難がなくなり、元気に生活していますような様々な不可思議な現象は日常茶飯時です。

こういった不可思議な現象を理論で説明することはできず、それが「密教」です。

毎日、コツコツと行法を積み重ねていくことで「考える」ことが「観じる」ように自然と変化していきます。

いつ何時も初心を忘れることなく、神仏への感謝、周囲への感謝、全ての事に感謝の気持ちを忘れず、積み重ねて手を合わせて生きたいと思います。合掌


インスタ http://instagram.com/renryuin/