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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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今日は立春。

今日は立春、春が始まった一日目です。

不思議に思ったことはないでしょうか?
今日から春なのに実際にはこれからまだまだ寒さは続きます。

私の住む東海地方ではこれから最も寒い時期を迎えます。

このような「季節のズレ」は他でも感じる事ができます。

例えばひな祭り(桃の節句)の3月3日に桃が満開になるでしょうか?
なぜ雨の多い梅雨の時期に七夕なのでしょうか?

これは私達が新暦で生活していることが原因です。

旧暦の立春を見てみれば春真っ盛りです。
ひな祭りも旧暦でみれば桃が満開、七夕も梅雨が明け綺麗な天の川を夜空に拝む事ができます。

ここで少し日本の暦の歴史に触れてみましょう。

日本の暦には大きくわけて旧暦と新暦があります。

明治5年に日本ではそれまで千数百年もの間、使い続けてきた中国で生まれの太陰暦(旧暦)を捨てキリスト教圏、ヨーロッパ各国が使用しているローマ帝国生まれの太陽暦(新暦)を採用するようになりました。

この太陰暦と太陽暦には約一ヶ月の差があり、これが原因で季節に差が生じています。

日本ではまだ日が浅い新暦は143年の歴史しかありません。(2015年現在)

当院では毎日、多くの方がご相談に来院いたします。
このご相談の対応には、私の生まれつき少し人より感じやすい「感」と生まれ(生年月日)からみる占術で少し先の未来を見て、アドバイスさせていただいております。

この場合、新暦と旧暦の関係は深く、双方から色々なことを判断しなければ正しい答えは出てきません。

御祈祷、特に星供の時には願主様の生年月日を旧暦で諸星を割り出すことが必要となります。

せっかくなので新暦にもう少し触れてみましょう。

今の新暦はユリウス暦のずれを修正したグレゴリオ暦と言います。
ユリウス暦は紀元前45年1月1日から実施され、この時代に1年は365日と知っていた当時の人達の素晴らしさに感動してしまいますね。

こういった事を学んでいると、もっと勉学に励み、少しでも多くのご縁ある方のお力になれますよう日々精進しなければと感じます。合掌