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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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胎蔵法次第

お盆・ご供養の受付中

7月19日ブログ参照


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胎蔵法次第。

20220809095850354.jpeg

地鎮、地を鎮める際、必ず必要な修法。

それが胎蔵法です。


次第の表題に

「胎蔵界次第」

と表していますが、両界曼荼羅と称します金剛界に対してであり、

「胎蔵法次第」

と称する方がよいかと思います。


胎蔵法次第はその名の通り、胎蔵曼荼羅を修す次第。

曼荼羅の名称にも界は、本来付けません。

胎蔵界曼荼羅と呼ぶのは、両界曼荼羅に対しての名称です。


胎蔵法曼荼羅。

胎蔵生曼荼羅。

他、様々な呼び名がありますが、正式には、

「大悲胎蔵生曼荼羅」

です。


衆生が持つ菩提心が大悲心によって育まれ成長して行く事が

「大悲胎蔵」。

大悲によって育まれた衆生がその次を救済する働きを示したものが

「生曼荼羅」。

物凄く簡略に云えば以上のようになります。


経軌は「大日経」「大日経疏」。

大日経疏は、大日経の注釈書。

しかし、大日経と大日経疏の間で差異があることは周知するところ。


曼荼羅のことを熟知するのは、密教僧の基本中の基本です。

これを知らないということは、柱のない建物と同様。

成り立たないということです。


普段の諸尊法は、この基本があって初めて効験を成す。

基本を忘れず、またより堅固なものとなるよう、金剛界、胎蔵の法は生涯を通して修していかなければいけない。

先師さま方々の口訣にそう学びます。


合掌


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1月15日ブログ参照



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