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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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星供の供物

「新春・大財宝招来祈祷」受付中

1月1日ブログ参照


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星供の供物。

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星供には様々なお供えをします。

どれも欠かせない大切なもの。

一つ一つに本義があります。

その中でも最も大切だと口訣されるのは銀銭。


銀銭は紙銭とも云いますが、本義は紙の銭、お金と云う事ではありません。

口訣には我々が使いますお金、それを連想させるような物を供えてはいけないとも記されます。

「人が愛着するものは天等は之を納受ぜず」

とあり、疑銭等もその恐れあり、供えべからずとあります。


銀銭は一枚に十二銭を連続し、施主の年数に随って一枚を増し之を重ね、幡の下の器に横に之を供えます。

十二連は十二月を表し、季数を用いるのは過去の覆護の恩に報いる為。

一枚増すのは未来の延算を保つ為です。


そして銭の外円は天に象り、内方は地に象る。

天地和合して万物生じ、陰陽調合して諸事を成就する。


銀銭、紙銭には、この他多くの意味があり、星供のお供の中でも意味の深い大切なものだと分かります。

また一説には、幣、銭のお供えを疎かにし供養すればその分の寿命が削られ大きな障碍と共に死が訪れるともあります。


星供は幣と銭を燃供し、完了です。

この燃供も星供では大変大切な供養。

燃供なければ供養終わらず。

そう記されます。


燃供は通常、修法中の法施時に行います。

その為、星供を修法する時には必ず火鉢を礼盤横に備えます。

一説には、下礼盤直後に燃供と。

結願後の座の下礼盤直後に纏めてともあります。


銀銭に大小様々な形、また各寺に伝わる伝承は多くありますが、どれも外円に内方、十二連というその形を変える事はありません。

お供えとは時代に合わせ、代品を用いる事はありますが、真意を損なうようなことがあってはいけない。

修法とは、壇荘厳から始まっています。


合掌


人の定めから必要ないものを消し、得たいものを足す
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8月22日ブログ参照




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