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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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仏舎利

仏舎利とは本来、釈迦の遺骨・遺灰・毛髪等であり、このような仏舎利を「真舎利」「真身舎利」と言います。

しかし真舎利とのご縁は、そうそうあるものではありません。

日本では青森県の袰月(ほろづき)の舎利浜に打ち上げられるという石をお舎利として塔に納めていることが多いと聞きます。

また、水晶や瑪瑙、形が似ていることから米粒などをお舎利とし、塔に納められていることもあります。

米粒を舎利とする記実は「秘蔵記」に記されています。

この「秘蔵記」には、米粒が舎利の形と似ているため、舎利法を米粒法と称することもあると書かれています。

当院にも多くのお舎利を塔に納めていますが、その殆どが古いお寺さまから御奉納いただきました、舎利浜のお舎利です。

また、海外からも多くいただいておりますが、これも水晶や瑪瑙です。

先日、伝授に行かせていただきましたお寺さまには、スリランカから正式に御奉納いただいております「真舎利」を塔に納めております。

せっかくのご縁ですので一座「真舎利」を目の前に「舎利法」を修法させていただきました。

するとご住職が何と「真舎利」を分けてくれると言い、舎利器に「真舎利」を入れて渡してくれました。

一生の間に「真舎利」と出逢えただけでも素晴らしいご縁、まさか「真舎利」を前にして「舎利法」を修法できるだけでも幸せなことなのに、まさか「真舎利」を分けていただけるとは思ってもいませんでした。

私の自坊に「真舎利」とのご縁をいただけるとは、僧侶としてこれ以上の幸せはありません。

いただきました「真舎利」を塔に納め、よりいっそう仏法のため、修行に励みたいと思います。合掌


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