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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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太元帥法(たいげんほう)

本日は理性院流にて太元師法を修法し、国家の安泰を祈りました。


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毎月26日には太元師明王さまを拝んでおります。

今の世界情勢を考えるとこんな時こそ密教僧は大法を修し、天下泰平、鎮護国家を祈らなければいけません。

何のための密教か、お大師さまがどんな思いで密教を日本に伝来されたのか。

密教僧はよく考えなければいけません。

私利私欲のための法ではありません。

お大師さまは、自国の安泰、衆生が平穏無事であることを一心に思い密教を伝来されました。

そのお大師さまの血脈を脈々と受け継ぐ阿闍梨としてその思いも引き継がなければいけません。

茶番ではありますが、一人で大壇で太元師法を修法し、散念誦大金剛輪を残し下礼盤、護摩壇で太元師調伏護摩を修法、焚き終われば、神供壇で神供をする、次は十二天壇で十二天供、終われば聖天壇で浴油供を修法し、また大壇へ登壇、散念誦を続きから修法する。

一人で大法の流れに沿って修することも多々あります。

しかし、これは只の自己満足であり、全く大法とは異なります。

大法は日頃より修法を重ねる鍛錬された多くの阿闍梨が一丸となり、祈ることでその法の力が何倍にもなり、多大なる効験を発揮することに意味があります。

おそらく一人で修法していても力が分散してしまい、結果、一つの修法を一心に勤めた方がよいように感じます。

実際のところ、身体の疲れの他、心、自身の生命の疲れを酷く感じます。

効験とは、日々、自行によって培った法の力によって発揮します。

この培った法の力がないにも関わらず効験が出ると言うのは、行者の命を削ってその力に変えているからだと先師さまから学んでおります。

日々の努力が必要なのは、どんなことにも共通して言えることです。

コツコツと貯めた力は必ず結果を残します。

苦しい時こそ踏ん張り、日々の努力を怠らず、一歩一歩前に進んでいくことを忘れてはいけません。

天下泰平、万民快楽、鎮護国家、そして檀信徒の皆さま、ご縁あります皆さまの安泰、お幸せを祈っていきます。合掌


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