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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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今日は来年の 「暦」 が届きました。

吉祥日や様々な吉凶、旧暦などを見るのに大変重宝いたします。

この時期から 「暦」 に手入れをしていきます。

基本、古法であります二十七宿を使用していますが、二十八宿も参考に手元には置いております。

古くインドの識者たちは月の運行を観測し、約二十七、三日で公転する月が、日々に宿る星々を、二十七宿として定めました。

この二十七宿を用いて月と地球の万物との関係を探り物事の吉凶や、その星宿に生まれた人の運勢を推し量る法を大成いたしました。

これが日本にも伝来し、宮中の祭事や儀式を律する範として用いてきました。

後に中国では天空を四宮に分ち、東西南北それぞれの蒼龍、白虎、玄武、朱雀に各七宿を配当した二十八宿が普及し、これも日本に伝来しております。

どちらが正しいのか❓

こんな記事を見かけたことがあります。

1941年に高野山大学出版部が発行した森田龍遷著 「密教占星法」 に 「二十七宿が正当でこちらを使用するべき」 と様々な文献を述べて解説している。

実際のところ、二十七宿を用いている方の方が多いようには感じます。

月の天球に対する公転周期が 「27.32日」。

これを27日と見るのか、28日と見るのか。

四神信仰の強かった中国では、均等に四に分かつため二十八で配当したのか。

専門的に調べれば、その比較は凄い事になっていきます。

唯、私たち真言僧にとって最も大事なのは 「お大師さま」 がどちらを使っておられたのか。

一説によると、古くは宮中の儀式の日取りは二十七宿だったという文献を載せています記事を見たことがあると聞いております。

どちらも正しく、どちらが間違いということはないように感じます。

それぞれが学んだご縁、自らが培った知識、そして実際に体感する経験から判断し、選んだものが、その人にとっての最高の 「暦」 になるかと思います。

私は日々、多くの方の見立てをしてきた経験と結果、私自身の学びとご縁から、普段は二十七宿を用いています。

そしてあくまでも参考までに二十八宿を手元に置いております。


どちらにしても、密教僧にとって 「暦」 は大変大切なものです。

より高い効験を得る要にもなり得る 「暦」。

地球と月の関係は、潮の満ち引きだけを見ても、その影響が大きいのは分かります。

「暦」 の事、しっかりと学び、多くの方のお力になれましたら幸いです。合掌


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