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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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神佛習合

先日、8日に氏神さまの秋季大祭がありました。

当然ですが、氏神さまですのでお詣りいたします。

氏神さまをお祀りいたします神明社の御祭神は天照大御神さま。

そしてもう一つ、先日ブログに書きました天満社があります。

日本は元々神の国です。

佛教伝来により、多くの佛さまが日本に来てくださりました。

そして長い年月、神佛習合という形で神さまと佛さまはそれぞれの役割を持ち、共存してきました。

しかし、廃仏毀釈により、佛を廃し(破壊)し、釈迦の教えを壊し、佛教は一時酷く衰退しました。

それから月日が流れ、今、神佛習合が見直されています。

密教では、神も佛もどちらも必要な存在です。

それぞれに役割があり、その全ての存在があり 「ひとつ」 の形となります。

曼荼羅に存在する神、天部だけでなく、元々日本に住む、八百万神を密教では大切にし、そこから生まれた両部神道などがあります。

今時では、地鎮祭は神社という認識が高いように感じますが、おそらく今の神道に本当の 「地鎮」 は難しいように感じます。

密教では、地天供があり、地鎮、鎮壇、土公供などの地を鎮める法があります。

こういった法を用いて地鎮を行うことが本意であり、今時のように地鎮はただの儀式ではありません。

字の如く 「地を鎮める」 事が必要です。

地天、地神、それに属する地の諸神を供養し、始めて地鎮が成立いたします。

信者さまの地鎮祭の他、年々地鎮祭のやり直しのご依頼を受けることが多くなっています。

近くの神社や施工業者さんの紹介でした地鎮祭に疑問を持つ方が多いそうです。

昔の人はよく、土地を触れば障りが起きる。

人が亡くなったり、病人が出たりと様々な障りが起きるとよく聞きます。

障りは、正しく地鎮が行われていれば絶対に起きることはありません。

神佛と向き合い、その存在を理解し、正しく法を修する。


「神佛習合」


昔のように拝める日を心より願います。合掌


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