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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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異なる道場観

今日は亥の日。

摩利支天さまのご縁日です😊


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密教僧としては当然 「摩利支天法」 を修法し、丁重にご供養いたします。

摩利支天さまは、猪に乗ったお姿が一般的です。


fc2blog_20171029111707500.jpg
出典元:高野山霊宝館


当院にお祀りします摩利支天さまもこのお姿です。

しかし 「摩利支天法」 に出てくる道場観のお姿は異なります。


fc2blog_2017102911171571b.jpg
出典元:高野山霊宝館


こういったケースはよくあります。

お寺に祀られています神仏と儀軌のお姿が異なる。

この場合はどう、捉えるべきでしょうか❓

私は、儀軌にでるお姿と目の前の神仏が違ってもそのまま修法すると学んでおります。

一案に、道場観の姿を目の前のお姿に置き換える。

また、儀軌の姿で観想し、その姿轉じて目の前のお姿となる、またはその心中にそのお姿ありと観じる、とも学んでおります。

どの形をとり、修法するかは行者の最も観じやすいものをチョイスすればよいかと思います。

実は、当院の摩利支天さまは二代目です。

私が前の師匠から引き継がせていただきました摩利支天さまは、少し特別なお姿をしており、私は他でこのようなお姿の摩利支天さまを見た事がありません。

一面二臂で右に剣を持ち、左は印を結ぶ。

忿怒相で猪の上に立っているお姿の摩利支天さまです。

尊像自体は小さめですが、とても繊細にできています。

本尊さまの脇佛としてお祀りするには少し小さいのではという多くの信徒さまのお声で十年程前に今までより少しですが大きい摩利支天さまの尊像をご寄進いただいたのが今の摩利支天さまです。

私自身、幾多の危機を摩利支天さまに救っていただきました。

多くの方がご縁を結び、摩利支天さまのご加護が受けられますよう、しっかり修法していきたいと思います。合掌


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