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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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地天供 正しい地鎮祭

今日は曼荼羅の御前で 「地天供」 を修法。


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この 「地天供」 は、意外と修する機会が多々あります。

流によっての違いがありますが、三憲では土公供に 「地天供」 を修法すると学んでおります。

月に何回か地鎮祭に出向く機会がありますので、その際には必ず一面器を持参、 「地天供」 を厳修し、丁重にその土地の地神、眷属を供養、その土地に家屋を建立し、住まれる方々、家族が幸せに生活できるよう、地を鎮めます。

地鎮祭は字の如く、地を鎮めることができなければ何の意味もありません。

形だけの儀式ではないということです。

土地の磁場を感じ、神を感じる。

状況を把握した上で初めて執り行うことができます。

今時の地鎮祭は神事の傾向が強いように思います。

しかし私は正直、最近の神事で行われた土地の 「地鎮」 出来ているのを見たことがありません。

上で言ったように 「地鎮祭」 は形だけの儀式ではないので、決まった所作、作法をし、祝詞を奏上しても地が鎮まることはありません。

一度目の地鎮祭に納得いかず、口伝えでご依頼に来る方も年々多くなります。

また、家屋建立の後、多々の不幸に見舞われ、相談に来られる方も多く居ます。

昔の人はよくこう言ったそうです。

「土地を触れば、障りにあう」

「病人や死人が出る」

これは先人の智慧です。

私の実家はかなりの田舎ですので古い方は今でもうるさく言います。

土地をさわるのは命がけだと仰るのも聞いたことがあります。

地神さまは、その土地の先住者です。

先に住まれている方への施しが供養となり、確実に供養できる法が 「地天供」 です。

それなりの施しを受ければこちらのお願いも聞いてくれます。

それを修するのが日々、修法を重ねています阿闍梨であれば尚更、金剛薩埵の教令ですので鎮まらないはずがありません。

これから土地を求め自宅を建てられる方、今ある土地をさわられる方々が 「正しい法」 とご縁がありますことを心より祈ります。

合掌


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