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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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形だけの修法

「厄除開運祈願 星供養受付中 3月10日迄」

2月14日ブログ参照


昨日書きました 「九曜」 の星。

日、月、火、水、木、金、土 の 七曜は、普段の生活から何となく馴染みがあるかと思います。

残りの 羅喉星、計都星につきましてはどうでしょうか❓

今年顔を合わせた星供に携わる何人かの阿闍梨さんに尋ねてみましたが、真っ当な答えは帰ってきませんでした😞

残念な話です。

その姿も知らず、どう修法しているかが不思議でありません。

簡略に言うと 羅喉星 と 計都星 はもともと一つの存在。

そして不老不死です。

羅喉星 は ケーフ。

計都星 は ケートゥ。

アスラ と言う神が不老不死の霊薬、アムリタを盗み飲んだことを スーリヤ(日) と チャンドラ(月) に告げ口され、怒ったヴィシュヌ は チャクラム で アスラ の首を落としました。

この首が ラーフ となり、胴体が ケートゥ という星になりました。

ラーフ は 告げ口をした 太陽 と 月 を飲み込みましたが、胴体がないが故に、太陽 と 月 はすぐに現れ、これが 日食 ・ 月食となったのです。

月の交点のうち昇交点がラーフ、降交点がケートゥです。

星を拝む以上、最低限の知識は必要です。

伝授で授かった次第をそのまま修法してもただの作法、星供養にならないどころか何の意味もありません。

儀軌を熟知し、聖教を読み取り、口決を確認、できれば先師さまたちが残してくれた次第を底本に次第を整えます。

只、それだけでは足りないことが殆どです。

ここから先はどう学んでいくか❓

その進み方で行者として阿闍梨としての成長に違いが生じます。


自分を奢らず、一歩一歩初心に帰り、向き合いたいと思います。

合掌


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