FC2ブログ

プロフィール

桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

最新コメント

カレンダー

08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

寺報掲示板

「お彼岸・ご供養」受付中
9月13日ブログ参照


各種申込
メールアドレス support@renryuin.jp ← クリック
- コメント

限度

「厄除開運祈願 星供養受付中 3月10日迄」

2月14日ブログ参照


今日からは少し、皆さまのその年々の当たり星であります 「当年星」 のお姿について触れていきたいと思います。

星供養という言葉は聞くけれどもどんなお姿をしているのか❓

実際どんな方を供養しているのか❓

ちゃんと属星供をしていれば、答えられます。

行者の当年星を主体とした杜撰な供養をしていれば、自身の当年星のお姿はわかっても、おそらく他の八曜については答えられないかもしれません。

「属星供」 とは、皆さまの当たり星であります九曜星をそれぞれ個別に供養する修法です。

・ 羅喉星供

・ 計都星供

・ 日曜星供

・ 月曜星供

・ 火曜星供

・ 水曜星供

・ 木曜星供

・ 金曜星供

・ 土曜星供

以上の九つの供養法を 「属星供」 と言います。

それぞれのお姿は聖教に出ています。

曼荼羅に現すお姿、また別伝のお姿と記されております。

では、まず、凶悪星と言われます 「羅喉星」 。


fc2blog_201803011137518e5.jpg


これは 「仏像図集」 にでる 「羅喉星」 です。

赤色にして忿怒形、三面二臂、或いは赤色三面六臂、面毎に三目あり、各手に兎、箭、月輪、人頭、弓、日輪を持し、水牛の上に乗ると示されております。

実際には、もう少し明細に書かれていますが簡略に書きますとこのようなお姿となります。

以前書きましたように 「羅喉星」 は刎ねられた 「首」 です。

胴体は 「計都星」 。

この二星は、きっと刎ねられた切り口からそれぞれ生えてきたのでしょう。

さすが 「不老不死」 そして 「鬼神」 です。

九曜もそうですが、星供曼荼羅の諸神は皆、 「鬼神」 の類です。

間違った供養をすれば、その障碍(しょうげ)、祟りは大きなものとなり、返って来るでしょう。

そんな供養を年に一度の修法で間違いなく成すには日頃の積み重ねる自行、修行が必要になってくるのは言うまでもありません。

「属星供」 にしても 「北斗供」 にしても一人に対しての修法です。

多くの方を一度に供養する法ではありません。

ある程度は今の時代に合わせていく事は大切な事です。

しかしそれには限度があり、本来あるべき姿を熟知し、最低限のラインを超えては、何の意味もなくなってしまいます。

そんな法、星供養であればしないほうが余程かましです。

この時期、そんなことを考え、正しい星供養の流布を心より願い、日々皆さまの幸せを祈っております。

合掌


Facebookページ http://facebook.com/renryuin/

Twitter http://twitter.com/renryuin/

インスタ http://instagram.com/renryuin/