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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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八字文殊鎮 其一

昨日で彼岸が明け、今日からは 「八字文殊」 を拝みます。


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壇中央のお厨子の中に文殊さまが鎮座しております。

小ぶりですがお姿が大変気に入り、勧請いたしました。

また、厨子一体でこのぐらいの大きさですと、どこにでもご一緒していただけます😊

壇に星供曼荼羅やその荘厳を残しているのは、これから檀信徒さまの星供を受付ますのでしばらくはこのままです。

彼岸前に拝ましていただきました星供は、ブログ、SNS等でご縁をいただきました方々です。

旧暦の節分を境に前ひと月がブログ、SNS等のご縁者さま、後ひと月が檀信徒さま。

分けてさせていただいているのは、より丁重な星供養をするためです。

前と後での功徳や効験には変わりありません😊


今日から拝みます 「八字文殊法」 。

薄草子には、初重と二重に出ております。

今回、次第を整えたのは薄草子二重の八字文殊法。


fc2blog_201803251208053d9.jpg


先月終わりに無理を言ってお忙しい中、師僧に伝授をいただきました。

なぜ今八字文殊か❓

星供で北斗護摩を修法する際、諸尊段の諸曜宿段の主尊は八字文殊です。

もう少し掘り下げると、星供で供養しています二十八宿は文殊さまの配下にあります。

星供の儀軌の一つ 「宿曜経」 の正式名称は

「文殊師利菩薩及諸仙諸説吉凶時日善悪宿曜経」

といい、これが星供の根拠となります。

もちろん、他にも所依とする経軌はあります。

主尊が拝んだことのない、修法したことない方ですと、正直、しっくり来ないのと、やはりその方の事を知りたい、観じたいと思うのは自然な事かと思います。

少し話は逸れますが、四度加行の不動護摩を修法する際、部主段は三憲では降三世、中院では般若菩薩と流により変わりますが、修法の際、加行後に、阿闍梨として気にならないのが不思議で堪りません。

降三世法を修法している阿闍梨さまを私はみたことがありません。

また、部主や諸尊段に出てくる方を修法しているのと、していないのでは必ず、その効験、護摩の出来栄えは変わります。

当然ではありますが、私自身は降三世法も般若菩薩法を修法しております。

その後の不動護摩はやはり、変わってきました。

北斗護摩の場合、部主段は金輪です。

私の場合、これはよく普段から修法いたします。

話を戻しますが、そういった理由でどうしても八字文殊さまを拝んでみたかった、いえ、拝まなければいけない状況の中、偶然なのか必然なのか、師僧がある処の鎮めに八字文殊法の次第を整えたとお話を聞き、是非ともお願いし、伝授をいただきました。

伝授をいただき、自坊でもう一度、聖教や口訣を自分でも見直し、復習です。

文殊さまについても儀軌等、再度、読み直し勉強します。

文殊師利菩薩について、自分で学べることを学び尽くし、そうして次第が整います。


文殊さまにつきましては、長くなりそうなので、何日かに分けて書きたいと思います😊

合掌


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