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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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9月13日ブログ参照


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事供養

今日は己巳(つちのとみ)日。

六十日に一度の辯天様のご縁日です✨


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辯天さまの正刻詣り、大浴酒供を厳修いたしました。


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昨日書きましたが、如法にお供えを荘厳。


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天部尊の修法は 「お供え」 が大変重要なポイントとなります。

絶対に供えてはいけない物の一つに 「柑橘系」 があります。

天部尊は 「酸味」 を嫌うと聖教に載っています。

これは、天部尊だけでなく、大曼荼羅供の荘厳の口訣にも出ていますので、基本、天のみでなく佛菩薩明王共通なのかもしれません。

そして 「事供養」 を意識しなければなりません。

私たちが何かを口にする際、ビニールの袋のまま口に入れるでしょうか❓

袋から出し、口に入れる。

「事供養」 とは、修法の際、お招きした神佛の御口へ直接、お供えもの入れることです。

このことが、行者はお下がりを口にしてはいけない理由の一つです。

天部の修法以外では、本尊 = 行者です。

本尊は行者であり、行者は本尊です。

一度自分の体に入れたものを、もう一度入れるのか❓

こういった理由が、お供えの下りを口にしてはいけない理由の一つとなります。

聖天浴油供のように、この尊の下りはいただいてよいと口訣されています修法も中にはあります。

浴酒供は、基本、浴油供にしたがってと私は相伝しておりますので、お供えのお下がりを行者がいただいて問題ないかと思います。


大吟醸の香る中、ご縁日に気持ちの良い浴酒供ができました😊

辯天さまも喜んでおられたように観じます😌

合掌


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