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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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「お彼岸・ご供養」受付中
9月13日ブログ参照


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始まりも終わりも同じ 不動鎮宅法

今日は四国へ向けて出立。

まずは徳島へ。

今日は準備だけなので出立はゆっくりです😊

朝から明日の解体工事の安全を祈り、安鎮、鎮宅法を修法し出立です。


fc2blog_20180510221108d06.jpg


この安鎮、鎮宅法は、薄草紙二重にでる不動法、二重の不動法に付く法です。

基本を二重の不動法に従い、安鎮の作法を付け修法いたします。

この法は、新築の家屋に施す法です。

なぜこの法を解体に用いるのか❓

始まりも終わりも同じだからです。

入る時も出ていく時も家屋に宿る神佛、精霊等に感謝し供養いたします。

これから宜しくお願いしますと伝えるのか、これまでお世話になりましたと伝えるのかの違いです。

後は確実に 「発遣」 できるかです。

この確実な 「発遣」 には、丁重な供養が必要不可欠です。

これまでお世話になった方々に御礼のおもてなしをし、帰っていただくのか。

それとも、もう用済みだから帰れというのか。

こういった当たり前のことを今時の神社、寺でする新築や解体、地鎮祭で行う儀式はかけています。

心の顕が全くありません。

僅かなお供えで唯祝詞を上げる、お経を唱える。

そんなことでは家屋に宿る方々の心には通じません。

それなりのことをきちんと、如法に従い、行うことが必要です。

心の無さが、災を呼び、魔を呼ぶ。

自業自得の結果です。

当たり前のことをする。

このことを伝えられるよう、誠実な法を施していきたいと思います。

合掌


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