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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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9月13日ブログ参照


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吉祥天護摩

「旧暦七夕祈願 受付中」

6月23日ブログ参照

「お盆先祖供養 受付中」

7月8日ブログ参照


先日から少しずつ整え始めた吉祥天法。

供養法次第を整えるとなると護摩はどうしようかと考えます。

この期に一度に整えてしまえば良いのですが中々そうはいきません。

吉祥天の護摩は、薄造紙、秘鈔共に五段で記されていますが、三宝院流の口訣には四段とされております。

天部尊の護摩に用いられる四段の護摩。

これは通常の五段護摩の部主を除いた構成となり、毘沙門、大黒の護摩はこれで普段焚いております。

辯天の護摩は四段で焚くこともあれば五段で焚くこともあります。

四段の構成であれば、簡単に整いますが、吉祥天の功能を考えますと五段で焚くほうが良いかと思います。

東寺で毎年行われております 「御修法」 。

この時焚かれる吉祥天の護摩は五段です。

廣澤方にはこの吉祥天の五段護摩が伝わっております。

そうなると次に諸尊段をどうするか。

秘鈔には、三十七尊と或はの説を説いております。

諸尊段は、口訣されていない限り、とくに息災では三十七尊で間違いありません。

只、私は諸尊段を何でも三十七尊で済ませるというのはあまりよく思っておりません。

護摩はより功能を引き出すための供養法に付く法です。

そう考えると、より適切な諸尊段を修する事が理想です。

それを何でも三十七尊ではせっかくの護摩で引き出す功能が半減してしまいます。

取り敢えずは供養法を整えながら神佛の声を聞き、進めたいと思います。

合掌


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