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桶狭間辯才天 蓮龍院

Author:桶狭間辯才天 蓮龍院
真言宗僧侶(阿闍梨)
自房(お寺)の活動、行者の気侭な日記、密教の修法についてなどブログに載せていきます。

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昔の人の言葉 地鎮祭

多い時には月に4、5回出向きます地鎮祭。

地鎮祭は当日、地鎮をするだけではありません。

まずは可能であればその土地に挨拶に行きます。

その際に少し土を持ち帰ります。

ご遠方の場合は土を先に送っていただきます。

密教の修法には、距離や時間は関係ありません。


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地鎮をする土地の土を供え、堅牢地天さま、諸地神さまを地天供を如法に丁重に修し、ご供養、地鎮の成就、工事安全、何よりそこに住まわれる施主さまご家族のお幸せを祈ります。


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今回の土は施主さまに送っていただいたのですが、小石等がよく取り除いてあり、施主さまの地鎮祭への心の清らかさを観じます😊

事前によく拝むところから地鎮祭は始まります。

そして施主さまには、竹を立てたり、土を盛ったり、穴を開けたり、お供えの準備をしたりと、当日の準備を一生懸命するところから始まり、その姿を土地の神さまはよく観ています。

地鎮祭当日は、そういった施主と阿闍梨の集大成であり、当日限りでは決してありません。

土地鎮め、地鎮はそんなに簡単ではありません。

土地を触ると必ず障りが生じると昔の人はよく言いました。

この言葉に間違いはありません。

私は土地の声をよく観じます。

その良し悪し、因縁、そういったことをよく観じることができます。

日頃、葬儀ばかりしているような僧に土地鎮めができるでしょうか❓

天は汚れを嫌います。

また、神の声を観じることすらできない、儀式作法のみの今時の地鎮祭に土地を鎮めることができますでしょうか❓

重ねて言いますが、地鎮はそんなに簡単ではありません。

だからこそ昔の人が言葉を残してくれているのです。

私がご依頼を受けて出向く地鎮祭は必ずしも地鎮が初めてのところばかりではありません。

改めて、きちんと鎮めて欲しい、やり直しの地鎮祭を頼まれることも多々あります。

少し感じやすい方は、土地の神さまの声が聞こえたり、夢に出てくるそうです。

土地の障りは必ず出ます。

そしてその障りは一番末端の子孫、子供達の将来に出ることが多いです。

そうならないためにも、手間暇はかかりますが、まともな地鎮祭を続けて行きたいと思います。

合掌


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