先日、私の師匠にご縁をいただき、「金輪聖皇 寶祚無窮」と称したお位牌を建立し、開眼供養することができました。
「金輪聖皇」とはまず「聖皇」、これは歴代天皇の尊称、尊敬の気持ちを込めて呼ぶ呼称、〜奉ること。
昔の人は「金輪聖皇」とは「天皇陛下」のことと認識しています。
本来、「金輪聖皇」とは「金輪聖王」のことであり「金輪王」とも呼びます。
「金輪王」とは、四輪王の一人、金の輪宝を感得し全世界を支配する聖王(倶舎論)のこと。四輪王とは「金輪王」「銀輪王」「銅輪王」「鉄輪王」のことです。
この「王」→「皇」と書き換えて、天皇陛下の意味を付加しています。
「寶祚無窮」とは、簡単に説明しますと「寳祚の栄えることは、天地とともに永久につづき、窮まることがない」といった意味です。
「寶祚」とは、「皇位」、「天皇の地位」のことで「王子の位」とも言います。
「王子の位」とは 天命をうけて地上を治める者、日本國では天皇陛下のことです。
お位牌と言っても死者を弔うのではなく、国を治める歴代の皇位に手を合わせ寳祚の繁栄を祈り、国の安泰を祈るための象徴となります。
古刹寺にはよく、こういったお位牌を見かけます。
密教僧として一番大切な祈り「鎮護国家」。
お大師さまが入唐したしたのはまさしく「鎮護国家」のためです。
本尊さま同様にお祀りし、日々、国の平和を祈り、世界の平和を祈り、精進したいと思います。合掌

「金輪聖皇」とはまず「聖皇」、これは歴代天皇の尊称、尊敬の気持ちを込めて呼ぶ呼称、〜奉ること。
昔の人は「金輪聖皇」とは「天皇陛下」のことと認識しています。
本来、「金輪聖皇」とは「金輪聖王」のことであり「金輪王」とも呼びます。
「金輪王」とは、四輪王の一人、金の輪宝を感得し全世界を支配する聖王(倶舎論)のこと。四輪王とは「金輪王」「銀輪王」「銅輪王」「鉄輪王」のことです。
この「王」→「皇」と書き換えて、天皇陛下の意味を付加しています。
「寶祚無窮」とは、簡単に説明しますと「寳祚の栄えることは、天地とともに永久につづき、窮まることがない」といった意味です。
「寶祚」とは、「皇位」、「天皇の地位」のことで「王子の位」とも言います。
「王子の位」とは 天命をうけて地上を治める者、日本國では天皇陛下のことです。
お位牌と言っても死者を弔うのではなく、国を治める歴代の皇位に手を合わせ寳祚の繁栄を祈り、国の安泰を祈るための象徴となります。
古刹寺にはよく、こういったお位牌を見かけます。
密教僧として一番大切な祈り「鎮護国家」。
お大師さまが入唐したしたのはまさしく「鎮護国家」のためです。
本尊さま同様にお祀りし、日々、国の平和を祈り、世界の平和を祈り、精進したいと思います。合掌